Pavlicevic, M. (2000). Improvisation in Music Therapy: Human Communication in Sound

Mercédès Pavlicevic, Improvisation in Music Therapy: Human Communication in Sound, Journal of Music Therapy, Volume 37, Issue 4, Winter 2000, Pages 269–285, https://doi.org/10.1093/jmt/37.4.269

”音楽療法士のジレンマ”:言葉にすることの難しさ

精神分析、発達心理学、音楽学、音楽心理学、人間性心理学などのさまざまな隣接領域から知見を取り入れているが、音楽療法の文脈(コンテクスト)に合わせて考えていくべき

この文献での音楽療法における即興の論点
a)音楽即興と音楽療法即興の違い

a)
・即興そのものに治療的な効果があるのか、それとも臨床的な文脈だからこそ即興が意味を持つのか?
・free jazz 即興との比較:良い音楽を作ることではなく、interpresonalな関係性を築くこと。good musicとそれは比例しない。
・訓練を受けた音楽療法士は、音楽の即興と、音楽療法の即興を聞き分けることができる。音楽療法の即興は「音楽の即興」をただ臨床場面に持ち込んだものではない。

b)母子間の相互作用の重要性と音楽療法の即興:ダイナミックフォーム(力動的形式Dynamic form)

・母子は互いの動きを繊細に調整しあっている。Interactional Synchrony
・母子の相互作用のなかに、テンポ、リズム、声の抑揚などがダイナミックフォームとして組織されて、前音楽的なコミュニケーションを持っている。ダイナミックフォームは、スターンの(Vitality Affects)を拡張したものであり、セラピストとクライエントは共同でこのフォームを生成する。
・音楽を通した表現やコミュニケーションする力は、そもそも私たちに備わっている力(natural facility)

c)歌うこと、声をだすこと、情緒的な表現

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